締付け操作不要で最高レベルの浸水防止性能を備えた防水扉
セルフタイト防水ドア3
「突然」の水害に「普段から」備える防水ドア
気候変動による突発的・局地的な豪雨や、地震による津波など、水害はあらゆる場所で起こり得るリスクとなっています。浸水から重要な設備やエリアを守ることは、被害そのものを低減するだけでなくBCP対策の観点からも欠かせない要素であり、耐水圧性能と浸水防止性能を備える防水扉(水密扉)が有効な対策となっています。クマヒラのセルフタイト防水ドア3は、最高クラスの浸水防止性能と3mまでの浸水に対応する耐水圧性能を備え、電気錠の取付も可能で便利にお使いいただける防水扉です。
※本製品は「完全防水」ではありません。
MAIN FEATURE
セルフタイト防水ドア3の特長

締付け操作不要で
最高クラスの浸水防止性能を発揮
セルフタイト防水ドア3は水圧とドアクローザーの力だけで浸水防止性能を発揮できるため、グレモンハンドル等によって扉枠の水密パッキンと扉を圧着させる操作が不要となっています。1時間あたりの漏水量は0.001㎥(=1リットル)/h・㎡※と非常に少なく、性能等級で最も高いクラスの浸水防止性能によって扉内部の設備やエリアをしっかりと守ります。
・JIS A 4716浸水防止性能等級:Ws-6等級相当
・JSTM浸水防止ドアの浸水防止性能基準:HWL-5等級相当
※真水の静水圧時、浸水高さ0.3~3mにおける数値です。0.3m未満においては、1時間あたり0.01㎥(=10ℓ)/h・㎡の漏水があります。
※性能データは当社実験値であり、保証値ではありません。設置状況により異なる場合があります。

浸水高さ3mに対応する耐水圧性能
防水扉には、水害が発生した際に扉が変形し破損しないため、水圧に耐える性能が求められます。セルフタイト防水ドア3は、標準的なドアと同等の扉厚40㎜で浸水高さ3mまでの水圧に耐える強度を有しています。水没や地下設置にも対応する性能によって、様々な場面で導入いただけます。
※上記の数値は真水の静水圧の場合です。河川の氾濫や津波の際は、水流の力(動水圧)だけでなく、砂や泥によって水の比重が変化するため、裕度を持った設計が必要となります。

電気錠にオプション対応
止水機構を備えたレバーハンドル錠を採用しています。オプションで電気錠にも対応していますので、入退室管理が求められるエリアでも安心してお使いいただけます。
※浸水後、電気錠は交換が必要です。
※配線および配管は別途止水処理が必要です。
SPECIFICATION
性能・仕様
【寸法イメージ】

【諸元表】
対応浸水高さ | 型式 | 扉の開き方 | 標準有効開口寸法 (横幅) |
標準有効開口寸法 (高さ) |
漏水量 |
---|---|---|---|---|---|
3m以下 | HWT-3A | 片開き | 600~900㎜ | 1800~2100㎜ | 0.001㎥/h・㎡以下 JIS Ws-6等級相当 JSTM HWL-5等級相当 |
【その他の性能】
・扉厚:40㎜
・重量:約180kg(扉:約120㎏ 枠:約60㎏)※有効開口寸法900×2000㎜の場合
・開扉角度:最大180度
・常時閉鎖式の特定防火設備(例示仕様)に対応
その他の詳細な仕様については、お近くの営業拠点またはホームページからお問い合わせください。
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