SPECIAL DOOR 特殊扉
防水扉・水密扉
水害対策は万全ですか
集中豪雨やスーパー台風などの異常気象により発生する河川の氾濫、地震により発生する津波や都市部で発生する内水氾濫などの水害は、建物や設備に深刻な被害をもたらします。建物において、二次被害を防ぐための水害対策は必要不可欠です。
いつ発生するか予測できない水害からインフラ設備や重要物を守るためには、防水扉・水密扉などの特殊扉や防水板の設置が有効です。
MAIN FEATURE
防水扉・水密扉の特長
設置環境に合わせたオーダーメイド
クマヒラの水密扉は、浸水時に発生する水の圧力に対して、室内に水を漏らさない「水密性能」と、圧力に耐える「耐水圧性能」の2つを発揮して浸水から保護対象物を守ります。
クマヒラの水密扉は、保護対象物を取り巻く環境リスクから、適正な水密性能を検証し最適な性能の扉をご提案します。扉の形状についても両開き扉やスライド式扉、逆圧方式扉など設置環境に応じたご提案が可能です。
高い水密性能・耐水圧性能
防水扉・水密扉の設計開発時には、一定の浸水高さを想定した性能試験を実施し、水密性能と耐水圧性能を確認しています。
浸水高さ1mクラスの簡易型防水扉から50mを超える浸水高さでも水密性能と耐水圧性能を発揮する高水密扉まで、ニーズに合わせたさまざまな扉の提案も行っております。
※扉の水密性能は地方共同法人日本下水道事業団が定める下水道施設標準図の防水建具仕様に準じ、1時間当たりの漏水量0.02㎥/㎡以下を基準としています。
※それ以上の水密性能につきましてもご要望に応じて設計・製作しております。
ハンドルを回すだけの簡単なワン・アクション操作
どんなに高性能な水密扉でも、水害が発生したときに簡単な操作で正常に閉扉できなければその性能を正しく発揮できません。
長年の金庫扉製造ノウハウを活かして開発されたクマヒラの水密扉は操作性にも優れています。扉を閉めてハンドルを回すだけのワン・アクション操作で、しっかりと扉と止水パッキンを密着させて閉めることができ、短時間で水密性能を発揮させることが可能です。
THE SCENE TO USE
利用イメージ
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オフィスビル・商業施設
電気室や自家発電設備、ポンプ室などの重要設備を守り、水害時のリスクに備える扉として設置されます。
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インフラ施設
電気・ガス・上下水道・通信ネットワークなどのインフラ施設で、電気・自家発電機室への浸水対策として設置されます。
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公共施設
病院・警察・消防など災害対策拠点となる施設の電気室・自家発電機室・ポンプ室などへの浸水を防ぐために設置されます。
LINEUP
防水扉・水密扉ラインナップ
水の侵入を防ぐ水密性能と、浸水被害時の水圧に耐える耐水圧性能を兼ね備える扉です。
クマヒラの水密扉は求められる性能に応じた様々な機種があり、発電・変電施設や下水道処理施設、排水機場といった重要インフラ施設だけでなく、病院やデータセンター、官公庁やオフィスビルなど多岐にわたって導入いただいております。国土強靭化計画(3ヵ年緊急対策)や津波対策での納入実績もございます。
また、クマヒラは、原子力発電所の設備の浸水防止のための、電気技術指針「浸水防止設備技術指針 JEAG4630」の水密扉部分について、水密化技術検討会の委員として参加し、制定のお手伝いをしました。
※電気技術指針(JEAG)は原子力施設の安全性と信頼性を確保するため、(一社)日本電気協会 原子力規格委員会が制定する電気技術指針です。
※本技術指針に対応しているのは下記ラインナップのうち、「KWD-20000A」のみとなります。
水密扉KWDシリーズ
要求性能が高い場合や、特殊な場所で使用する場合にフルオーダーメイドで制作する水密扉です。
【水密扉KWDシリーズの諸元表】下記以外の仕様でも対応可能な場合がございます。お問い合わせフォーム、または最寄りの営業拠点へご相談ください。
対応浸水高さ | 型式 | 扉の開き方 | 有効開口寸法(横幅) | 有効開口寸法(高さ) | 漏水量※ |
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56m以下 | KWD-20000A | 片開き | 650~5000㎜ | 1200~5000㎜ | 0.02㎥/h・㎡以下 Ws-3等級相当 HWL-2等級相当 |
15m以下 | KWD-20000B | 片開き・両開き・片引き | 片開き:650~4000㎜ 両開き:1300~4000㎜ 片引き:1300~4000㎜ |
片開き:1200~4000㎜ 両開き:1200~4000㎜ 片引き:1800~4000㎜ |
0.02㎥/h・㎡以下 Ws-3等級相当 HWL-2等級相当 |
3m以下 | KWD-20000C | 片開き・両開き | 片開き:500~1300㎜ 両開き:1000~2500㎜ |
700~3000㎜ | 0.02㎥/h・㎡以下 Ws-3等級相当 HWL-2等級相当 |
※ 真水の静水圧時における数値です。
防水ドアシリーズ
最高クラスの浸水防止性能を有する防水ドアです。オフィスビルなどの一般的な用途に最適です。
【防水ドアシリーズの諸元表】下記以外の仕様でも対応可能な場合がございます。お問い合わせフォーム、または最寄りの営業拠点へご相談ください。
対応浸水高さ | 型式〈製品名〉 | 扉の開き方 | 有効開口寸法(横幅) | 有効開口寸法(高さ) | 漏水量※1 |
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30m以下 | HWT-30M 〈ハンドルタイト防水ドア30〉 |
片開き | 900~1200㎜ | 1200~2900㎜ | 0.001㎥/h・㎡以下 Ws-6等級相当 HWL-5等級相当 |
10m以下 | HWT-10M 〈ハンドルタイト防水ドア10〉 |
片開き・両開き | 片開き:600~1300㎜ 両開き:1300~2600㎜ |
1800~2900㎜ | 0.001㎥/h・㎡以下 Ws-6等級相当 HWL-5等級相当 |
5m以下 | HWT-5M 〈ハンドルタイト防水ドア5〉 |
片開き・両開き | 片開き:600~1300㎜ 両開き:1300~2600㎜ |
1800~2900㎜ | 0.001㎥/h・㎡以下 Ws-6等級相当 HWL-5等級相当 |
3m以下 | HWT-3M 〈ハンドルタイト防水ドア3〉 |
片開き・両開き | 片開き:600~1300㎜ 両開き:1300~2600㎜ |
1800~2900㎜ | 0.001㎥/h・㎡以下※2 Ws-6等級相当 HWL-5等級相当 |
3m以下 | HWT-3A 〈セルフタイト防水ドア3〉 |
片開き | 600~900㎜ | 1800~2100㎜ | 0.001㎥/h・㎡以下※2 Ws-6等級相当 HWL-5等級相当 |
※1 真水の静水圧時における数値です。
※2 浸水高さ0.3~3mにおける数値です。0.3m未満においては、1時間あたり0.0005㎥(=0.5ℓ)/h・㎡の漏水があります。
締付け操作不要の「セルフタイト防水ドア」の専用ページはこちら
LINEUP
防水板ラインナップ
屋外や通路の入り口などの水密扉が据付けられない場所でも設置可能な防水対策製品です。
浸水のおそれがある際に、パネル設置高さまで応急的に水の流入を防ぐことができます。
手動式や電動式など設置環境や運用によって最適な防水板をご提案します。
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着脱タイプ
出入口や通路に手動で設置する軽量タイプの防水板です。あらかじめ取付けられた枠にはめ込んで設置するタイプや、支柱や枠を組み立てて設置するタイプなどがあります。
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電動起伏タイプ
ボタン操作で動作させる電動の防水板です。操作システムを使った遠隔からの操作にも対応しており、防災センター等から管理することができます。また、浸水を感知すると自動的に作動させることも可能です。
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水道水圧起伏タイプ
停電時にも有効な水道水圧を利用して自動で起動するタイプの防水板です。自動浸水感知装置を取り付けることにより、夜間や外出時などの無人状態でも自動で防水板を作動させることが可能です。
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浮力起伏タイプ
浸水時に水の浮力を利用して自動起伏するタイプの防水板です。電気・水道水圧タイプとは異なり動力が不要なため、停電時や断水時にも作動するほか、ランニングコストを抑えることができます。
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シートタイプ
手動で設置するシートタイプの簡易型防水板です。シート本体を床に収納しており、水害発生時にも素早い設置が可能となっています。間口が広い場所への設置には支柱が必要となる場合があります。
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簡易設置タイプ
工具不要な簡易設置タイプです。建物の構造により防水板が施工できない場合などに採用いただいております。土嚢に比べると非常に軽量で設置も簡単なほか、繰り返し使用することが可能です。また、本体を重ねて保管することが可能なため少ないスペースで保管が可能です。
CASE STUDIES
防水扉・水密扉の事例紹介
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空調設備や車両を水害から守るための水密扉
リバーサイドフェニックスゴルフクラブ 様
【特殊扉】
近くを流れる荒川の氾濫に備え、重要な設備機器を守るために既存建物へ逆圧式の水密扉をご採用いただきました。
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水害を防ぐための設備を守る水密扉
国土交通省関東地方整備局 利根川下流河川事務所 様
【特殊扉】
河川が増水した際に、支流に流れ込んだ水を本流へ汲み出す排水機場の設備を守るため、水密扉・防水板をご使用いただいています。
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重要エリアへの浸水を食い止める扉
某大学研究所 様
【特殊扉】
放射線設備を備えた研究施設への浸水を防ぐ高い水密性能を備えた水密扉をご採用いただきました。
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最高クラスの水密扉
原子力発電所 様
【特殊扉】
津波や洪水などによって最重要エリアに水が浸入することを防ぐ最高クラスの性能を持つ水密扉をご採用いただきました。