CASE STUDIES導入事例

ゴルフ場の設備や機器を守るための水密扉

リバーサイドフェニックスゴルフクラブ 様【特殊扉】

リバーサイドフェニックスゴルフクラブ 様

埼玉県上尾市の西部に位置し、河川敷の自然の地形を生かしたコースで変化に富んだプレーを楽しむことができるリバーサイドフェニックスゴルフクラブ様。付近を流れる荒川が氾濫した際、クラブハウスの地下部分に格納されている整備車両やカート、電気・空調設備等が浸水するのを防ぐため、地下部分への出入口および通気口部分の2か所に水密扉をご採用いただきました。

BACKGROUND

導入の背景

水害対策の見直し

2019年10月に発生し関東地方をはじめとする東日本に甚大な被害をもたらした台風19号(令和元年東日本台風)により、リバーサイドフェニックスゴルフクラブ様もコースやクラブハウスの一部が冠水するなどの大きな損害を受けました。建物の地下部分に格納されていたカートやコースを整備するための車両が水没しただけでなく、空調・電気設備が浸水によって故障し復旧には長い時間がかかりました。台風や近くを流れる荒川の氾濫など、今後の水害に備えるため地下格納庫出入口・通気口部分の2か所に高い防水性能を有した水密扉をご採用いただきました。

RESULT

ご採用製品

逆圧式片開き水密扉

建物の地下格納庫出入口に逆圧式の片開き水密扉をご採用いただきました。
通常、水密扉は水圧と反対方向へ開く外開き仕様で設計しますが、今回は設置する建物の構造上外開きでの開閉ができないため、内開き仕様でも水圧に耐えうる逆圧式仕様で設計しました。扉のハンドルを回すことで扉の上下に設置されたカンヌキがかかります。テーパー式のカンヌキによりパッキンと扉枠とが確実に密着し高い防水性能を発揮します。
人だけでなく車両の出入りもある大きな開口部に合わせて大型の水密扉を納入しました。

両開き水密扉

地下格納庫とつながっている空調の通気口部分には両開き水密扉をご採用いただきました。
平常時は扉を開放して通気性能を維持させ、大雨や洪水が予想される際は扉を閉めて水害に備えます。建物外の道路が傾斜しているため路面に扉が当たらないよう考慮し、親子扉の仕様で設計しました。

導入した製品