CASE STUDIES導入事例

安全で円滑な国際会議の運営をサポート

G20大阪サミット2019【セキュリティシステム】

G20大阪サミット2019

2019年6月、各国の首脳陣が一堂に会するG20サミットが大阪で開催されました。
国内で開催される国際会議としては史上最大規模となった今回のサミットでは万全の警戒態勢が敷かれました。会場となったインテックス大阪とその周辺では制限区域を設定し、当社のセキュリティゲート等を用いた厳正な入場管理が行われました。

BACKGROUND

導入の背景

安全かつ効率的な入場管理の実現

主要20か国に加え招待国や国際機関が参加するG20サミットは、各国の要人をはじめ来場者・周辺住民の安全を確保する対策が求められます。不審人物の会場内への無断侵入を防ぐとともに、来場者の入場管理も厳正に行いたいというご要望から、高い信頼性を有するクマヒラのセキュリティゲート・入退室管理システム・監視カメラシステムをご採用いただきました。

RESULT

ご採用製品

セキュリティゲート -ランドゲート-

会場内の安全を確保するため制限区域への入場には、事前に交付された識別証をセキュリティゲートの認証部にかざすことによる機械式の認証を行いました。これにより高いセキュリティを構築しながらも来場者にストレスを与えることのない、安全でスムーズな入場管理を実現しました。
今回採用されたセキュリティゲート「ランドゲート」は、開閉力の強いフラップを備えており、こじ開けや乗り越えによる突破が困難となっています。また防水・防塵性能も備えているため雨風にさらされた半屋外の設置場所でも安定した稼働を実現しました。

入退室管理システム -GG-2-

膨大な登録者データの中から通行者の識別データを瞬時に照合し、セキュリティゲートをコントロールするとともに通行履歴を正確に記録することで、厳正な入場管理を実現しました。さらに、ゲートに設置したモニタには、警備員が本人確認に必要な情報を表示し、なりすまし等の不正通行を防止しました。
会場に設置された全てのセキュリティゲートの通行履歴や機器状態などの情報は1台のPCに集約され、これらを一括でモニタリングすることで、監視業務を効率化することに成功しました。セキュリティゲートと監視カメラを1つのソフトウェアで一元的に管理できる「GG-2」の特長を活かし、スピーディな対応が求められる場面においても速やかに状況確認し正確な情報を提供することができました。

監視カメラシステム -SX-N3-

各セキュリティゲートに設置された監視カメラで来場者が通行する様子を撮影し、遠隔地からでも現地のリアルタイムの状況を把握することができるシステムを構築しました。録画された映像はインシデントが発生した際に後から確認する記録用としても活用されました。
監視カメラで撮影していることをあえて通行者にも認識できるように設置することで、不正行為に対する抑止力を向上させることにもつながります。 また入退室管理システム「GG-2」との連携機能により、異常が発生した瞬間の画像を自動的に画面上にポップアップ表示したり、ゲートの通行ログと録画映像を紐づけて検索することが可能となり、監視業務の負担を軽減するとともに、よりスピーディな確認作業を実現しました。

導入した製品