NEWS RELEASE
ニュースリリース
有害ガス吸着シート「酢酸吸着シート」発売
2019.06.20製品情報
展示ケース内で発生する酢酸ガスを吸着し空気環境を改善する有害ガス吸着シート「酢酸吸着シート」を2019年6月20日に発売いたしました。
【開発の背景】
博物館や美術館などの施設において、貴重な文化財の劣化を防ぎ最適な状態を保つため、保管・展示環境の温湿度管理や文化財にダメージを与える有害ガスや汚染物質を低減することが求められています。この度クマヒラでは、シート状の本体を展示ケース内部に配置することで有害ガスのひとつである酢酸ガスを素早く吸着して濃度を低下・維持する製品を開発いたしました。
【製品概要】
「酢酸吸着シート」は、展示ケースの床面や展示台に使用することで文化財にとって有害なガスである酢酸ガスを素早く吸着することが可能です。優れた酢酸ガス吸着性能により、濃度500ppbを超える環境でも、100日間以上にわたり独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所が定める推奨値170ppb以下に維持できます。
また、今回新たに開発した「酢酸インジケーター」を用いることでシートの交換時期が目視で確認でき、吸着効果が無くなる前にシート交換を行うことが可能です。
【特長】
■ 優れたガス吸着性能
■ 必要に応じて形や大きさを変えられる高い加工性
■ シートを配置するだけの低コストで改善対策が可能
■ PAT(写真活性度試験=Photographic Activity Test)合格の安全性
■ 酢酸インジケーターの併用による高い運用性
【製品画像】