NEWS RELEASE

ニュースリリース

「全自動貸金庫JFX」サービス提供の開始について

2023.03.20製品情報

セキュリティ機器および金融機関向け設備の開発・販売を行う株式会社クマヒラ(本社:東京都中央区、社長:渡邉 秀隆 以下、当社)は、新たに開発した全自動貸金庫JFXを製品・保守一体の定額制サービスとして貸金庫事業者へ提供いたします。これにより、貸金庫事業者は機器購入時の初期費用を低減することができると共に、運用維持にかかる費用を平準化することが可能になります。当社は、本サービスを2023年4月3日(月)より提供開始いたします

【開発の背景】

「貸金庫」は、金融機関を中心とした事業者が保護箱を契約者に貸し出し、契約者の様々な「大切なモノ」をお預かりするサービスです。その中でも、「全自動貸金庫」は搬送機器によって保護箱が手元まで自動的に運ばれてくる貸金庫で、利便性や収納効率の点から多くの金融機関で導入されている設備です。
近年は金融機関の店舗の在り方やレイアウトの見直しが進み店舗形態が多様化しており、全自動貸金庫設備の導入に際しては、狭小スペースへの設置対応や初期導入費用の低減、長期運用時の維持費用平準化を望む声があります。そこでこの度、従来にない省スペース設計により設置場所の自由度を高めた新型全自動貸金庫JFXを開発し、定額の年間利用料※1により設備導入いただける新たなサービスとして提供を開始いたします。

【製品概要】

全自動貸金庫JFXは、貸金庫事業者が機器本体を購入せず定額の年間利用料をお支払いいただくサービスです。年間利用料には、機器本体の賃貸費用と保守費用が含まれているため、初期コストを大幅に低減できるだけでなく、機器不具合時の修理費などの運用コストを平準化することが可能です。
貸金庫本体の床設置面積はわずか1㎡※2のため、これまで十分なスペースがなく設置できなかった場所や小型店舗内のスペース、ATMコーナー、店舗統廃合により余剰となったスペースなどへの設置が可能です。ハイカウンター方式で、利用者は保護箱の取出し・返却を立ったまま手軽に行うことができます。省スペース設計でありながら、貸金庫に求められる防盗・耐火・耐震性能を備えているため、安心してご利用いただけます。

【特長】

■ 定額の年間利用料によって、初期コスト低減と運用コスト平準化を実現
■ 本体設置面積約1㎡の省スペース設計で50契約まで対応
■ 防盗・耐火・耐震性能を備え、貸金庫としての安全・安心を提供
■ 専用管理ソフトのインストール不要

ロビー内設置例

店舗内スペースを活用し手軽にご利用いただくことができます。

クーポンブース設置例

個室を構築し、従来の貸金庫と同様に運用いただくことも可能です。

※1 契約期間は8年間となります。途中解約の際は、残りの契約期間に応じた解約手数料をお支払いいただく必要があります。機器搬入据付費、撤去工事費、建築付帯工事(間仕切り、クーポンブース構築等)費はお客様負担となります。
※2 本体のみの数値となります。クーポンブース等は含みません。
※3 保護箱積載質量5kgの場合の質量となります。
※4 上層階への設置は耐震金具(オプション)が必要となります。