NEWS RELEASE

ニュースリリース

「セルフタイト防水ドア3」の発売について

2023.02.21製品情報

セキュリティ機器および防水扉など特殊扉の製造・販売を行う、株式会社クマヒラ(本社:東京都中央区、社長:渡邉 秀隆、以下 当社)は、様々な水害から重要設備や地下設備を守るセルフタイト防水ドア3を2023年2月21日(火)より販売開始いたしますのでお知らせいたします。

【開発の背景】

異常気象による局地的豪雨やそれに伴う河川の氾濫、地震による津波など、水害はあらゆる場所で起こりうるリスクとなっており、防水扉等による対策が求められています。一方で多くの防水扉は、浸水防止性能を発揮するため閉扉時に締付操作が必要であったり、電気錠に非対応であったり、通常の扉とは使い勝手が大きく異なる点が課題でした。当社は、高い浸水防止性能と耐水圧性能が求められるインフラ施設、研究施設等で多数の防水扉をご採用いただいており、この度、締付け操作不要で最高クラスの浸水防止性能を備えたセルフタイト防水ドア3を開発しました。

【製品概要】

セルフタイト防水ドア3は、締付けハンドルなどによる浸水防止操作がなくても、通常の自閉動作で浸水防止性能を発揮できます。漏水量0.001㎥/h・㎡以下(JIS Ws-6等級相当・JSTM HWL-5等級相当)※1の最高クラスの浸水防止性能と、3m以下※2の浸水高さに対応した耐水圧性能を備えます。止水構造を施したレバーハンドル錠を採用しており、電気錠にもオプション対応しているため、入退室管理が必要な通用口のような場所でもご使用いただくことが可能です。また、本製品は常時閉鎖式の特定防火設備(例示仕様)に沿った構造となっています。※4
普段は通常の扉のようにお使いいただきながら、万一の水害発生時には室内の設備等をしっかりと守りますので、従来は防水扉の導入が困難だった場所にも浸水対策を行うことが可能になります。

【特長】

■ 最高クラスの浸水防止性能(漏水量0.001㎥/h・㎡以下※1)
■ 3m以下※2の浸水高さに対応した耐水圧性能
■ 締付け操作が不要で、一般的なドアと変わらない使い勝手
■ オプションで電気錠に対応

※1 真水、かつ静水圧における浸水高さ0.3~3mの数値。0.3m未満の場合は、1時間当たり0.0005㎥未満の漏水が認められます(標準有効開口寸法の場合)。JIS A 4716 浸水防止性能等級:Ws-6等級 相当 / JSTM 浸水防止ドアの浸水防止性能基準:HWL-5等級 相当。性能データは当社実験値であり、保証値ではありません。設置場所の状況により異なる場合があります。
※2 真水、かつ静水圧の場合。
※3 有効開口寸法900×2000㎜の場合。
※4 平成12年建設省告示第1369号「特定防火設備の構造を定める件」、および昭和48年建設省告示第2563号(平成17年改正)「防火区画に用いる防火設備等の構造方法を定める件」に対応。ただし、扉面積が3㎡を超える場合は、特定防火設備(例示仕様)として対応できません。